今回は「土佐市の地域おこし協力隊がカフェ経営 経緯と給料の出どころは?」と題して、地域おこし協力隊出身でカフェ経営をしているニールマーレのオーナーが公共施設内で経営するまでに至った経緯と給料の出どころが気になったので調査しました。
土佐市の地域おこし協力隊がカフェ経営するまでの経緯は?
土佐市の地域おこし協力隊がカフェニールマーレのオーナーになるまでの経緯を紹介します。
- 2015年頃:大阪出身のオーナーは、東京に住んでいたが35歳で転職を考え、自分の好きな高知県での職探しを始める。
- 2015年:過疎に悩む高知県土佐市が地域おこしの人材を募集し、飲食業の経験があるオーナーにオファ。
- 2016年:地域おこし協力隊として働きながら企業組合「アルバドーザ」を立ち上げ、土佐市が所有する物件で地元食材を使ったカフェを始めるが、カフェに専念したいことから、カフェの立ち上げ半年後に地域おこし協力隊は辞任。(地域おこし協力隊の任期は概ね1年以上、3年以内です。)
- 2023年:約7年をかけ人気カフェへと成長したところ退去命令(公共施設の事業委託、契約期間は概ね1年で最長5年程度まで更新していけるものが多い)
カフェのオーナーは、移住して概ね1年程行政から助成金をもらいながらの地域おこし協力隊としての仕事を行い「企業組合アルバドーザ」を立ち上げて、途中地域おこし隊を退任後カフェオーナとし独立したようです。
企業組合とは・・・個人事業者や勤労者であった方々が個々の資本と労働力を持ち寄って組合員となり、組合の事業に従事して組合自体がひとつの企業体となって事業活動を行う組合です
こちらに移住して8年目にこのような事態になったようですね。
企業組合アルバトーザの詳細についての記事があったので載せます。
退去命令に関しては、公共施設の事業委託は契約期間があります。
契約期間は概ね1年で最長5年程度まで更新していけるものが凡例となっているので、「公募があることを締め切り2日前めで教えてくれなかった」と嘆いていますが、契約期間があるのなら自分自身で確認しておく必要があったのではないかと危機管理のなさを感じてしまいます。
土佐市の地域おこし協力隊の給料はどこから支給される?
地域おこし協力隊の給料は、総務省によって支給されます。
総務所によると、地域おこし協力隊員の活動に要する経費は一人当たり480万円を上限としているようです。
地域おこし協力隊の活動費480万円の内訳は以下の通りです。
・報償費等:280万円
(隊員のスキルや地理的条件等を考慮した上で、最大330万円まで支給可能。※その場合でも上限は480万円)
・その他経費:200万円
(活動旅費・作業道具等の消耗品費・関係者間の調整などに要する事務的な経費・研修等の経費など)
地域おこし協力隊の活動費として支給される480万円の内、200万円は旅費や作業道具代などに使用されるようです。
また、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえて、受け入れ自治体が「任期の延長が必要」と認めた場合は2年を上限として報償費を特別に交付するようです。
さらに、地域おこし協力隊の最終年次及び任期終了後1年以内であれば、起業または事業継承を対象に100万円が支給されます。
地域おこしに協力したい、事業で地域おこしに協力したいと考えている方には非常に協力的な制度であると言えますね。
ニールマーレのオーナーは地域おこし協力隊として土佐市に来てカフェを立ち上げましたが、自らの起業という形ではなく、土佐市に頼まれてニールマーレの立ち上げをしたため100万円の補助金は貰えなかったそうです。
まとめ
今回は「土佐市の地域おこし協力隊がカフェ経営 経緯と給料の出どころは?」と題して、地域おこし協力隊出身でカフェ経営をしているニールマーレのオーナーがカフェ経営までに至った経緯や、給料はどこからでていたなどが気になったので調査しました。
いかがだったでしょうか?
高知県土佐市が地域おこしの人材を募集し、飲食業の経験があるオーナーにオファがいき、地域おこし隊として任期を終えた後、オーナーになったようですね。
そして、土佐市の地域おこし協力隊の給料は総務省から上限480万円が支給されることがわかりました。
地域おこし隊の制度は、地域おこしに協力がしたい、事業で地域おこしに協力したいと考えている方には非常に協力的な制度だなぁと感じました。
今回は以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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